- 借金返済のリアルを知りたい方
こんにちは、たかさわ家のさわみち(@drm21net)です。
前回の記事では、2021年1月のたかさわ家の家計について振り返りました。
結婚してからこれまで、「なんとな~く、これくらいかな」と思いながらも、きちんと家計として収入と支出の額を管理していませんでした。
引越しを2回したり結婚式を挙げたりと、特別な支出が多かったからね。
数字で見ると、思っていた以上にインパクトがありますね。
きちんと倹約なさっている方にとっては、ツッコミ所が満載だったかもしれません(汗)
この記事では、家計の支出の中でも「その他:22,838円」について、お話していこうかと思います!
2万円を超える「その他」の正体
家計における「その他」の項目には、分類しきれない細かな支出を組み込むイメージがあります。
ちょっとした年会費や手数料とかですかね?
しかし、たかさわ家の家計は「その他:22,838円」であり、毎月これ位です…
その理由について、次のようにツイートしました。
そう、毎月2万円を超える支出の正体は、大学時代に借りた「奨学金」です。
かれこれ、10年以上に渡って過去の自分が借りたお金の返済をしております(泣)
奨学金について
まず前提として、奨学金という制度は有益です。
私の場合、大学1~2年次はアルバイトを週3程度しており、月に5万円強の収入がありました。
19時~24時のシフトで入ることが多かったですね。
しかし、大学3年次になると学業とアルバイトの両立が難しくなり、奨学金制度を利用することにしました。
さわみちの借用金額
私は大学院にも進学したため、計4年に渡って奨学金の貸与を受けました。
大学院時代は研究に忙殺され、とてもアルバイトはできませんでしたね。
では、大学時代と大学院時代にどれだけのお金を借りたかというと…
借用期間 | 借用小計額 | 借用月額 | 奨学金種別 |
---|---|---|---|
大学3年次~4年次 | 1,200,000円 | 50,000円 | 第二種(利息あり) |
大学院1年次~2年次 | 2,112,000円 | 88,000円 | 第一種(利息なし) |
ー | 3,312,000円 | ー | ー |
上表の通り、4年間で330万円オーバーという大金をお借りしました。
そのおかげもあり、学業に専念できて、学会での論文発表も数回経験することができました。
理系の大学院だったので、今振り返っても研究は大変でしたね。
しかし、その時は『借りたものは返さなければならない』という世の中の原則について、あまり意識していなかったように思えます。
社会人になればバリバリ稼ぐし、どうにでもなるっしょ的なノリだったかも(汗)
奨学金を利用する学生の割合
そもそも、奨学金を利用して大学に通っている人はどれくらいいるのでしょうか?
この記事を執筆している最中に気になったもので、調べてみました。
日本学生支援機構の調査結果によると、約半数の学生が何かしらの奨学金を利用しているようです。
自分もその1人だったけど、イメージより高い割合だな…
返済にまつわるエピソード
無事に学生時代を終えると、待っているのは奨学金という名の借金返済生活です。
330万円オーバーを借りた私の返済計画は下表の通り。
奨学金種別 | 毎月の返済額 | 返還回数 |
---|---|---|
第二種(利息あり) | 9000円ほど | 144回 |
第一種(利息なし) | 12500円ほど | 168回 |
ー | 21500円ほど | ー |
社会人デビュー時に資産マイナススタート
毎月21500円の返済はなかなかキツイです。
それが10年以上も続く現実を目の当たりにすると、軽く絶望感すら感じます(汗)
なにより、未来の希望に満ちあふれたフレッシャーズの社会人1年目は、新しい生活スタイルをつくりあげるのに出費も多く、加えて奨学金の返済ともなれば、貯金はあまり増えませんでした。
資産形成という観点では、2021年の今現在も家計を大きく圧迫する一因です。
転職時の返済がキツかった
さわみちは20代の後半に転職しました。
完全に業界を変更し、諸事情もあって次の職場に入るまで半年以上の期間が必要だったのです。
その間、収入はほとんどなかったのですが、支出は増える一方。
健康保険証や住民税の通知が来るのは恐怖でした。
それに加えての奨学金返済だったので、貯金はみるみる減っていったのをよく覚えています。
申請すれば、その期間の奨学金返済を遅らせることはできたのかも。
まとめ
奨学金制度は多くの学生の生活を支えています。
しかし、「将来返す必要のある借金をしている」と本当の意味で認識している学生は多くないのかもしれません。
実際、私も当然ながら知ってはいましたが、分かっていたかと問われると微妙です。
借りたお金のほとんどを何かしらの形で使いましたからね…
『10年以上にわたる毎月の返済は想像以上に大変』
これを痛感し、誰かに伝わればいいなと考えてブログ記事にしてみました。